idsumiのピクルス

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story idsumi(いずみ)の思い

私たちが泉州の野菜を活かしたピクルスづくりを始めたのは、2012年。
それは私たちにとって、全く畑違いな異業種へのチャレンジでした。
共通して底を流れるものがあるとすれば、それは地元・泉州への思い。
ここでは、私たちがピクルスづくりを始めたいきさつや、
その背景にあるこだわりについてお話しいたします。

  1. いずみピクルスが誕生する前、私たちはワイヤーロープを製造する町工場でした。かつては泉州の一大地場産業として栄えたワイヤーロープ製造ですが、市場の関心は安価な海外製品に移り、その将来にはかげりが見え始めていました。
    「ワイヤーロープに代わる新しい地場産業を作れないだろうか」。見えない未来を模索する中で、4 代目社長・西出喜代彦がふと目を留めたのが泉州名物の水なす。考えてみれば、全国的に有名になっているのは、昔ながらの水なすの漬物ばかり。

    ハッとするオリジナリティや新鮮味のある、現代の味覚に合った水なす加工品はまだ世の中にない、と気づいたのです。ならばまだ誰も見たことのない「水なすのピクルス」を作ろう。そう決心したのは、2011年初夏、ちょうど水なすの 旬が始まる頃でした。そうはいっても、私たちには食品加工の知識も経験もありません。ただがむしゃらに国内外のあらゆるピクルスを買い集めては味見し、料理本を読みあさり、試作を繰り返す日々が始まりました。

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  2. 商品開発を支えたのは西出一家の女性たち。「ピクルスは酸っぱくて味がきつくて苦手やわ」という母、叔母、姉を「そんな人たちがおいしいと思える味を作って」と駆り出しました。女性たちは戸惑いながらも「それが会社と地元の応援につながるなら」と、一致団結して開発作業に挑んでいきます。
    マイルドで食べやすい味をめざして、砂糖や塩、酢といった基本調味料をひとつひとつ選び、さらに調味料の分量を1 グラム単位で変えながら、ベストな調味酢の配合を探りました。

    「だしでうまみを加えてみよう」というアイデアが出れば、昆布だしからかつおだし、干しシイタケの戻し汁、野菜を煮出したスープまで、片っ端から試してみました。「これ」という味が決まるまでには、親しい人を招いて毎週のように試食会を開催。「何度投げ出したいと思ったか」「夢にまでピクルスが出てきましたよ」と女性たちは笑います。
    こうして生まれた合成着色料・保存料無添加のおいしさ。「見た目に美しく、食べておいしく、身体にいいものを」と願う女性たちの愛情が、ひとつひとつの瓶に息づいています。

    いずみピクルスの
    おいしさのひみつ

    食べ出したら止まらないおいしさのひみつは、試行錯誤の末にたどり着いた厳選素材。身体が喜ぶ自然で豊かな味わいを醸し出します。

    • 【氷温酢】

      国産米と水だけで醸造し
      氷温熟成させた、まろやかなコクと香りのある純米酢。

    • 【SC糖】

      鹿児島県種子島産のさとうきびだけを使った粗糖で、ミネラルを豊富に含み風味・香りも豊か。

    • 【赤穂の塩】

      江戸時代から伝承されるにがりを含んだ自然塩。
      野菜のうまみをしっかり引き出します。

    • 【風味のアクセントに】

      和のうまみを加える北海道産の特選昆布のだしや爽やかに食欲をそそるレモンなど風味づけにも工夫いろいろ。

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  3. 水なすピクルスが完成してからは、泉州野菜やフルーツを使った珍しいピクルスも次々と生まれていきました。工場の設備が整うと、近隣で暮らす女性たちに働き手として声をかけ、
    いずみピクルスのものづくりが本格的に動き出しました。日々入荷する野菜や果物は、サイズも形も一定ではないため、カットや瓶詰めは人の目と手が頼り。決して機械化できないその作業に、長年主婦として台所を預かってきた女性たちの経験と勘が活かされます。「次はこんな素材でピクルスを作ってみたら?」

    「次はこんな素材でピクルスを作ってみたら?」「ピクルスをあんな料理に使ったら面白いかも」といったアイデアも盛んに飛び出します。
    そして生産量が増えるにつれ、農家さんたちから「この野菜はピクルスにどう?」と声をかけられることも出てきました。大阪の耕作地の約4 割を占める、一大農業エリア泉州。この土地では、水なす以外にも個性豊かなおいしい野菜があまた作られているのに、その存在はまだまだ知られていません。私たちはピクルスづくりを通じて、地元泉州に息づく「魅力ある人とモノ」を発掘し、それを全国に発信していきたいと願っています。

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